掲載のお知らせと近況

ご無沙汰しています!

台湾もようやく秋らしく、といっても日本の秋とは違うのですが、陽の光がカラカラとしているかんじ。そして短い時間ですが、南国らしく、ざざ〜と大雨が降るの度に、気温が下がってきている気がします。でもまだまだ半袖半ズボンのわたしです。

現在、スターピープルVol.56という雑誌の中でKRさんとわたしのインタビューが掲載されています。なぜかその時はKRさんはあまり話さず、気になって、KRさんの顔色を伺う度に「すごくいい、続けて」と言われた、不思議なインタビューでした。結局なにがよかったのかはわかりませんが、もし機会があれば、ご覧になってみてください。

あと、ウーマンエキサイトにて、『ホ・オポノポノジャーニー』の記事が掲載中です。http://column.kirei.woman.excite.co.jp/article/rid_E1441073258117/p_1?title=f0ac1e17029c5d27706e78a5fbd19e88&mode=prevarticle

8月の講演会後、たくさんのコメントやご感想を寄せてくださり、ありがとうございました。あの会場で、ある方に「のりにのっていますね」と声をかけていただいたのですが、いまいちピンとこなくて、むしろ、講演会の後は、わたしの気持ちは大波にのまれたような気持ちでした。悲しい気持ちとか怒りとか順序なく沸き起こっていました。でも、これは、本の中でもジーンさんなどがお話されていることなのですが、ホ・オポノポノでは、「あらゆることはすべて対になっている」ということなのだと感じました。

つまり、「良い」とか「悪い」と判断しているのは、わたしのマインドなのであって、表に何か突飛して派手に浮かびあがってくるもの、お話くださった方の「のりにのっているような状態」のようなものがもしもわたしの表面で現れているとしたら、その反対側で必ず、同じ分量の何かが生じているのだな、ということ。

だから、講演会後は、素晴らしい体験と同時に自分の感情面でのいろんな負債のようなものがドバドバと現れて、すごかったのです。今までのわたしだったら、ここで、ああやっぱりわたしってこんなものだ、とか、こっちのわたしがほんとうだ、とかくよくよじめじめやっていましたが、今回は、ばななさんとのお話や、本を通して出会った言葉や、自分自身の体験から、ああ、あれがこうして出てきたから、今このかんじが浮かび上がってきたのかもしれない、とただ静かにクリーニングを続けることができたのがわたしにとっての最大の成果かもしれない。

これって盛り上がっちゃいけない、という押さえつける意味の静かさではなくて、釣りみたいな、なにかこの宇宙と自分の間のバランスをとっているような冒険です。このかんじを掴めたこと(また忘れちゃうけど)はすごくよかったです。いろんな時期にこのことを思い出せるといいなって思います。

そして講演会が終わって、台湾に戻る間際、母と一緒に千葉までLucie Rie展を観に行ってきました。とにかくLucieさんが好きで、行ってよかった。昔にLucieさんのドキュメンタリーのようなものを海外で見たときに、床下から乾かしていた?寝かしていた?作品たちを地上に出すときに小柄なLucieさんが体を突っ込んで突っ込みすぎて、出られなくなっている姿を見て、とってもいいなと思ってから、作品はもちろん、Lucieさんファンです。

展示されていた作品も前にヒルズで展示されていたものとあまり変わりはなかったように感じましたが、それでも彼女のピンクやブルーを見ると素直な気持ちを取り戻せます。詳しく読まなかったので、かなり間違っているかもしれませんが、時代的な事情で一時期ボタンばかり作らなくてはいけない時期があったそうで、そのときのボタンも展示されていました。素材や工程などきっと全然違うのだろうけれど、もっと商業的な目的だったのだろうけれど、そのボタン一つ一つにLucieさんの手が触れていたのだということが、ボタン全身が発しているように感じました。愛の中で何かを表現することは、その愛が生きていることの表現だとしたら、その人は何をやっても、何をしてもその人が関わった細部にその人のアイデンティティーが現れるのだな、と感動してしまった。

ヒューレン博士と食事に行ったときのことを思い出して、博士はいつも、出される料理がどんなに美味しくても、それを作った人、その素材をとってきた人、それをサーブした人の記憶みたいなものを真剣にクリーニングしていました。私たちがいつも、何気なく、人に渡すもの、送るメール、やりとりする言葉、買い物にいって料理を作ること、渡航で行われる様々なプロセス、その隅々に私たちの記憶かインスピレーションが残っているし、受け取っている。そのことを深く思い出しました。

日々慎重であれ、油断してはならぬ、というメッセージではなく、私はこれだけ常に無防備に傲慢にただ生きているだけで、エネルギーを表現している。表彰されることがあろうがなかろうが、事件になろうがなるまいが、ただ生きているだけで、何かを生み出して、同時に削っている。でも、それが許されている、ってほんとうに自由です。その中で、いかに本来の自分であるか、それを取り戻す旅に、今自分がどこにいても、何を仕事で、誰が家族だとしても、みな平等にいるんだということを忘れないでいたいなと思います。

よい秋を!

写真は台湾最南端の墾丁(kenting)、泳ぐとすっきりしますよね。

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POI
アイリーン

掲載のお知らせと近況」への16件のフィードバック

  1. kiyQ

    すてきなブログ!ありがとうございます
    愛を表現するーその中にアイデンティティーが出る
    いい言葉ですね〜❤︎自然に私らしさは出るのですよね。愛があれば。

    返信
  2. 糸美

    アイリーンさん、みなさん、こんにちは!

    記事を見て、ふむーと納得していました。

    私はいま気になる人がいるのですが、この前偶然その人と話が出来て、すごく嬉しかったんです。

    でも今日、彼の、友達との会話を偶然聞いていて、なんかこう自分の思う印象と違ったんです。自分にとっては少しネガティブな印象で、がっかりしてる自分がいました。
    そして急に、彼を好きな自分、に対しての自信みたいなものも揺らいだ感じがありました。

    彼という存在を通して色んな方向に感情が出ました。でも現象だけ捉えると、私は彼と話をした。私は彼が話しているのを偶然耳にした。以上。

    その現象に評価や判断をして、機嫌を良くしたり悪くしたりしているのは、私のマインドなんですね…。

    アイリーンさんの投稿を見て、そうだよな…と思って、嬉しかった記憶、悲しかった記憶をコツコツクリーニングしています。
    少し気持ちが楽になって、呼吸しやすくなってきました。

    記憶に溺れながら彼を見るのは苦しかったです。そんな状態で、打算して行動してもあまり気持ちよくなかったです。

    どんな時も、クリーニングして、元の位置に戻る。その状態で自分の周りの景色や人を見ていけたらなと思いました。

    長くなってごめんなさい。

    アイリーンさんの投稿、嬉しかったです。ありがとうございます。

    POI

    返信
    1. 平良アイリーン( Irene Taira ) 投稿作成者

      仁美さん、お返事がおそくなってごめんなさい。
      すばらしい気づき、体験をシェアしてくださってありがとうございます!
      いまのわたしの体験に必要なものでした。
      時差があるけれど、このタイミングで読めてうれしいです。
      クリーニングの機会をありがとうございます。
      POI
      アイリーン

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  3. 直子

    アイリーンさん&みなさん、こんばんは☆

    いつもみなさんのシェアに、励まされ、勇気を頂き、「クリーニングしよう!自由を選択して、自分を開いて行こう。」とあらたな気持ちになれています。

    本当にありがとうございます(^^)

    アイリーンさんの今回のコメントも、素敵ですね。

    私も、ルーシーさんの作品やお人柄が好きです。
    ルーシーさんは、もうこの世にいらっしゃいませんが、その作品からルーシーさんの愛を通した魅力が伝わって、素直な、ほっとした気持ちになれています。

    それから、糸美さんのコメントも、私が感じていて、上手く表現することが出来なかった、ずっとクリーニングしている体験を、そのまま表現して下さっていて、読んだ瞬間に心が軽くなりました。とても嬉しかったです(^^)

    本当にありがとうございます☆

    好きな人であれ、家族や上司、同僚、たまたま電車で隣になった人であれ、記憶に溺れながら見るのは、本当に辛いですよね。

    私も、クリーニングを通して、本当の自分に戻って、人や物事に関わって行きたい。それが、私なりのささやかかもしれないけれど、愛なんだと思いました。

    これからも、アイリーンさん&みなさんのコメント、シェア楽しみにしています(^^)

    I love you.
    Peac of I

    直子☆

    返信
    1. 平良アイリーン( Irene Taira ) 投稿作成者

      直子さん、先日は事務所でお会いできてとても嬉しかったです。
      いつもこのブログをクリーニングしてくれて、愛を送ってくださって、ありがとうございます!
      POI
      アイリーン

      返信
  4. ゆみこ

    aloha
    アイリーンさん&みなさま
    こんにちは。はじめまして!
    私は、先月福岡で初めてホオポノポノの
    講演会に参加しました。
    何とも言葉では言い表せない感銘と
    共感同感?
    オーっ!素晴らしきかな人生!
    全ての道はホオポノポノに通じる!と
    体感しました〜!
    アイリーンさんの記事、素敵です!
    私も疑似体験したみたいでcleaning
    できた事に感謝致します。
    あっ!そうでした〜
    アイリーンさんの記事拝読させて頂いて直ぐ浮かんだのが ユーミンのVOYAGERというアルバムに入っている 「青い船で 」という歌と「不思議な体験」という歌です。
    ごめんなさいませ〜。長々と〜!
    thank you!I LOVE YOU!
    Peace of I ゆみこ

    返信
    1. 平良アイリーン( Irene Taira ) 投稿作成者

      ゆみこさん、お返事おそくなりました。福岡講演会参加されたのですね!KRさんの存在は、自分の奥底にある自由な部分を掘り起こさせてくれますよね。
      ユーミンの歌、聴いています!
      ありがとうございます。

      POI
      アイリーン

      返信
  5. えりか

    アイリーンさん皆さんこんにちは!

    アイリーンさんいつも素敵な記事をありがとうございます。

    何かをやった時、嬉しい気持ちの反面、何故か哀しい気持ち
    恥ずかしい気持ちなどいつも出たり引っ込んだりして落ち込んでいたのですが、
    それはバランスだったんですね!
    成る程‼︎

    一喜一憂、振り回されることなく
    静かにクリーニングしていきたいと思います。

    いつも素敵な気付きを与えてくださり
    ありがとうございます。

    返信
    1. 平良アイリーン( Irene Taira ) 投稿作成者

      えりかさん、お返事おそくなってしまいごめんなさい。コメントを読んで、わたしも改めて忘れていた気づきを取り戻せました。
      クリーニングの機会をありがとうございます。
      POI
      アイリーン

      返信
  6. mari miyamoto

    アイリーンさんのご本は2冊とも毎日読んでいます。
    毎日読んでいても、まいにち、新しいことが書いてあります。不思議です。
    講演会やクラス、トレーナーさんのインタビューでは聞くことのないお話、別の角度からのエピソード、アイリーンさんご自身の体験が豊かに書かれてあり、文章も楽しくて、毎日楽しみに本を開きます。
    いつも素晴らしい機会を与えて下さり、心から感謝しております。

    返信
  7. トトロ昆布

    アイリーンさん
    こんにちは、

    クリーニングで出てくるいろいろなものには
    びっくりさせられる事が多いです。

    私は、ペットと触れる時、一緒に過ごす時
    いつか、ペットとお別れする日が来るんだなっと思って
    それを胸にいつも考えながら、生き物と接する事が多かったのです。

    ウニヒピリと、それをクリーニングした時

    それは、時間に逆らう事でもある
    という、インスピレーションをもらいました。

    命について考える事は
    いつも死を考えて、今を意識する事で、今を大切に扱うもの
    と思っていたのだけど

    それは、マインドの勝手な思い込みで、

    実は、死を意識するというものは
    時間に逆らう事や時間に影響を与えてしまう事になる
    とは、マインドだけでは、わからなかった事だと思います。

    時間をクリーニングして、ウニヒピリと一緒にクリーニングをして
    命を考えるというものは、

    今自然である事

    だから生き物の死を考えなくなった時

    生き物も自然な姿でくつろいで過ごす事も出来るようになって
    自分も、その自然な姿を受け止められて
    素敵な時間が、少し少しと増えてきました。

    人が、このような事を考えながら生きるのが
    幸せだとか、楽しいとか、大切だという決めつけの中で生きている
    普通というものにも

    きっと、マインドの決めつけが、まだ沢山あるのかなっと
    思って

    今はいろいろな事を、ウニヒピリと一緒にクリーニングしています。

    POI

    返信
    1. 平良アイリーン( Irene Taira ) 投稿作成者

      トトロ昆布さん
      コメントありがつございます。いろいろな思いどんなにコントロールしようと思っても自然と溢れてきますよね。クリーニングの結果、その存在のありのままの自由で流れるような姿を見ているとき、もちろん相手もそうですが、自分のウニヒピリこそが自由を取り戻しているのでしょうね。そんなとき「すべては自分」というシンプルででもはてなな真理を実感として感じることができます。
      わたしも愛しい存在が愛犬のさんび、娘、家族と日々増え、失う恐ろしさも同時にうまれます。
      クリーニングの機会をどうもありがとうございます。

      POI
      アイリーン

      返信
  8. susmini1212

    アイリーンさん、こんにちは。
    いつも、アイリーンさんのコトバに励まされています。

    アイリーンさんにお尋ねしたいことがあり、コメントしました。

    ワタシは、友達と会った後、「また遊ぼうね」とメールします。
    旅行に行った場所のことが、帰ってきても気になったり、知り合った人と連絡先の交換をしたりします。

    人とも土地とも、別れることに対しての怖さからそうしているのかもしれません。

    アイリーンさんは、いろんな土地に行かれることが多いと思うのですが、離れた後にはどうクリーニングしていますか?

    例えば、買ってくるおみやげ。
    買う時には気づかないけど、帰ってきたら記憶がしっかり残っていて、
    思い出してワクワクするよりも気が重くなることすらあります。

    その土地であまり感情がうまくいかなかった時には、
    帰ってからもその土地のことにこだわりが出たりします。

    今、旅でお世話になった人に、手紙と写真をお送りしようと思っているのですが、こうやって離れた後に、残る形の物を人に渡すことは、ワタシの記憶を相手に押しつけることなのかなぁ、と悩んでいます。

    この気持ちをクリーニング。で、送ることはするのか、
    これは記憶だと気づいたら、送ること自体をやめるのか。
    渡すモノも、自分の執着心だと気づいた場合、どうしていますか?

    アイリーンさんの記事にもありますが、日々ワタシ達は、記憶かインスピレーションを、人やモノ、土地を通じて、渡し受け取っているんだなーと感じます。
    そのひとつひとつが、クリアな状態であれるように、クリーニングを進めていきたいと思います。

    もしよろしければ、アドバイスをお願いします。

    コメントを書くことで、またクリーニングの機会をいただいたことに感謝します。

    POI

    みゆき

    返信
    1. 平良アイリーン( Irene Taira ) 投稿作成者

      みゆきさん
      お返事が遅くなってごめんなさい。
      ホ・オポノポノでは、過去に行った場所のことも、いま思い出し、いま何かを感じているのだとしたら、それがクリーニングのベストタイミングなのだと学びます。
      ですから、何かを懐かしんだときや、思い出したくない思いでなんかも、思い出したとき、ただそこでクリーニングしています。
      おみやげにそのような強いものを感じるということはみゆきさんにとって、ウニヒピリが見せてくれた紛れもないクリーニングしたい事項だと思うので、クリーニングして、インスピレーションから選択できたらいいですよね。
      わたしは誰かにおみやげを渡したとき、そのあとで、気にいってもらえたかな?とか、他のにすればよかったかな?とか気になったら、その都度クリーニングしていますよ!
      あと、義務はクリーニングできる絶好のチャンスですよね。

      クリーニングの機会をありがとうございます。
      POI
      アイリーン

      返信

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