講談社にて打ち合わせ・山ぶどうのお財布

新刊発売後、はじめての講談社での打ち合わせでした。今回、長い間原稿をお待たせし、その間に担当編集者が変わったりしたのですが、なんだか、こうあるべきだったのだ、というような素晴らしい流れで、最後はとてもスムーズに完成に導いてくださいました。

毎回、出版社へ行くときは、たくさんのクリーニングをします。わたしが何者か、目的はなんなのか、誰と会い、何が不安で、何を興奮しているのか、そういったことを自分の中で正直に洗い出し、クリーニングしています。そうすることで、以前よりも、自分の意見も良いタイミングで言えたり、向こうから提案してくれたり、調和があるってこんな状態なんだと気づかされることが増えてきました。

今日は、来週のサイン会や、取材などの打ち合わせです。未来のことについて話すとき、過去に起きた自分の体験を追体験するような感覚になることがあります。ああ、でもそういうのわたしは苦手、失敗したことがある、まだまだ早い、そんなこともクリーニングしてみることで、未来に起きることがほんとうの姿でようやく登場できる。ホ・オポノポノではそんな自分がタイムレスにあらゆることと対峙できるということを学びますよね。

左から素敵な素敵な担当編集者の依田さん、わたし、柿島部長です。

なぜだか、とても嬉しいひと時でした。

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そして、夜は母と待ち合わせて銀座の三越に行きました。来月親戚に会いにアメリカへ行くのですが、そのおみやげに風鈴を探すためにです。

久しぶりの母との滅多に行かない銀座デート。ここ最近、わたしはなぜか人と会ったり話すときに、不自然な気持ちになって居心地が悪くなり、苛立っているという、気持ちの悪いときが多く、せっかく日本に戻ってきているのに、慌てているような状態でした。これは今度また書きたいのですが、それこそ、ウニヒピリが大爆発を起こしているようなものですから、丁寧に一人の時間を持ったりして、過ごしていました。そのプロセスの中でようやく長い冬から春を感じるようなそんなスムーズさが戻ってきた頃だったので、母との時間、久しぶりのデパートが楽しくてなりません。華やかなものたちのその美しさをゼロの目から体験するとき、そこには自分を喜ばせてくれるものがあります。

そこで、風鈴を探していると、突然出現した座敷のような作業場があり、そこで日焼けしたおじさんが座布団の上でいろいろと作業をしていました。よくみてみると、山ぶどう蔓を編んだ、バッグやお財布を作って売っている展示場でした。わたしはあまり買い物をしないほうで、お金を使うことが怖いので(いつもクリーニングのテーマ!)、デパートには買い物には用事がないと行きません。でも、それはほんとうに美しくて、おじさんの作業している手先を見ているだけで、内側でなにかが弾けるような、クワガタとかセミとか、小さなころ、そおっと触ってみたくなったような気持ちを思い出しました。

そこで、おじさんが、山形弁で、一生懸命その山ぶどう蔓のお話をしてくださいました。一年に1ミリくらいしか皮が暑くならないこととか、何年もかけて使いながら表面を育てるということとか。どんな縁があるのかはわからないけれど、とにかく色も手触りも香りも大好きになってしまい、ウニヒピリになんとなく相談してみました。

すると、突然、母が記念に買ってあげる(とてもレアな事です)と言ってくれ、いつもなら、それがわたしにとってはとても高価なものなので、「いいよ、いいよ」とそう言わせてしまったことに切ない気持ちまで持ってしまうほどですが、そのときは、大好きな母がなにか大きなご褒美を与えてくれる、とにかく心の底から嬉しさが湧き出て、夢みたいな気持ちでした。

帰りに母にそんな気持ちを話してみたら、「それはアイリーンがようやくウニヒピリの存在を認めて、一緒に生きてくれていることを承認し始めたからだよ。アイリーンがこのお財布を持って、おじさんとお話している姿を見て、久々にあんたが可愛いと思えたよ。こちらも幸せな気持ちになった。だから買ったんだよ」と言われました。こんなことを書くと誤解を招くかもしれませんが、母は基本的にさらにわたしよりもお金を使わない人で、滅多になにかを買ってはくれません。わたしもいいとしなので、それに不満は一切ないし、母が小さなころからわたしに与えてくれたお金との誠実な関係にむしろ感謝しているほどなのですが、なんだか、小さなころにできたまだ治っていなかった小さな傷がさっとかさぶたになって消えてしまうような、とても新鮮であたたかい出来事でした。

そして、その戸田さんという山ぶどう蔓職人さんが、商品の説明を亀の子たわしでゴシゴシしながらしてくれる様子を見て、自分が作った作品に、エゴを入れず、ベストを尽くして、出来上がったものを、あるがままに勧めている、紹介している、その全体のなにかが今のわたしに大きく響くメッセージでした。

今回の『ホ・オポノポノジャーニー』というプロジェクトができる過程で、わたしがその道具となって、できることを最大にした、という事実を自分の記憶で歪めず、でてくる恐れとかいろいろをクリーニングして、ただ、シェアしていきたい。そう思えたのです。恥ずかしさ、怖さ、自己卑下、これがほんとうのところ、どこからくるのかはわからないけれど、これから先、わたしはそれらをクリー二ングして、気持ちよくこの本を紹介できる人でありたいです。

KRさんは、クリーニングしていると、あなたをあなたに運んでくれるものと出会えるのよね。そんなものに囲まれていると、ほんとうに幸せよね、とよく言います。わたしもそんな宝物を出会えた気がします。

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また、コメントのお返事もゆっくり書きます!

読んでくださってありがとうございます。

POI
アイリーン

サイン会お待ちしていま〜す♪

http://www.aoyamabc.jp/event/hooponopono/

講談社にて打ち合わせ・山ぶどうのお財布」への17件のフィードバック

  1. oharu3

    大切な場面で、うまく伝えられなくてもどかしい気持ちなったり、イライラして感情的な言葉になってしまったり・・・・
    一つ一つ丁寧にクリーニングですね。大雑把すぎました

    今、ウニヒピリに相談していることがあります
    11月のビジネスクラスに参加したいのだけれど、どう思う?って
    行こうよっ!と言ってくれるか、あんたにはまだ早いんじゃない?と言われるか・・・
    でもあたしは行きたいの!ウニヒピリっ!!

    返信
    1. 平良アイリーン( Irene Taira ) 投稿作成者

      oharu3さん
      コメントありがとうございます。
      感情が爆発しているときこそ、内なる声を聞いて、クリーニングしたいですよね。
      何をみて、何を体験していても、わたしとディヴィニティー、この二つのつながりしか本来ないんですよね。
      クリーニングの機会をありがとうございます。
      POI
      アイリーン

      返信
  2. 佐藤

    こんにちは(^^) ホ・オポノポノジャーニー読みました。とっても素適な本で、超お気に入りになりました。毎日目を通していて、毎回新たな発見があります。嬉しいです。本当にハワイに旅行している気分です(^^ゞ

    あと、ネットサーフィンしていて、アイリーンさんのところにたどり着いてホッとしています。

    日々、色々なことがありますが、全てはクリーニングの為にある、という所に立ち戻れました。 

    とても、タイムリーな記事ありがとうございます。アイリーンさんの記事に助けて頂きました。  

    元気になりました。では、また。POI ありがとうございます。

    返信
  3. Yuko

    『ホ・オポノポノジャーニー』がとっても良かったので、今日の東京のベーシッククラスに参加してきました。アイリーンさんのこのご本を読まなければ、クラスに参加することはなかったと思います。素晴らしいきっかけをありがとうございました。これから折にふれ何度も読む本になる予感です!

    返信
    1. 平良アイリーン( Irene Taira ) 投稿作成者

      Yukoさん

      本を読んで大切にしてくださって、そしてクラスにもご参加いただきありがとうございます。リズムに乗った動きは人生でとても大切ですよね。
      気付きをありがとうございます。
      POI
      アイリーン

      返信
  4. lea

    昨日、このブログを知り全部読ませていただきました。ホオポノポノは本を読んでやっていた事もあるのですが、期待してやっていたので長続きしませんでした。でも新刊の事を知り、読ませて頂きました。そしてまたやる気モードに、これも私のウニヒピリが望んでいるのかな?気付かせて頂きありがとうございます。

    返信
    1. 平良アイリーン( Irene Taira ) 投稿作成者

      Lea さん
      ありがとうございます。
      わたしも忘れたり、自暴自棄になっているときなど、できない!とおもうときもありますが、やはり自分の戻りたいときにつかまれる手綱のようなものが人生にあること、そのことだけで、ときに感謝がわいてきます。
      ありがとうございます。
      POI
      アイリーン

      返信
  5. Tomoco

    こんにちわ!ホ、オポノポノジャーニー購入しました!オポノポノを知ったのは1ヶ月前くらいからで、6冊読みました!小さな頃から祖母や母に聞いてきた「実相完全円満」と同じだ!と、安心して私の中に入ってきた気がします。一つ「あれ?」と思ったのは、博士は「クリーニングに感情を込める必要はない。」といっていたので、私も「今のクリーニングは嘘っぽかったかな、心こもってたかな」などと余計なことを考えなくて全託できるから安心していたのですが、『ウニヒピリ』の中でKRさんは「ただ言うだけじゃダメ。心から許してくださいと謝らないといけない。いつもウニヒピリに相談してから〜」と、いっているので不安になりました。
    お返事頂けたら嬉しいです‼︎
    サイン会が20日にあったこと今日知りました!行きたかったです〜。

    返信
    1. 平良アイリーン( Irene Taira ) 投稿作成者

      Tomocoさん
      一ヶ月で6冊!すごいです。
      確か、KRさんは、感情がでてきたら、蓋をせず、その感情をそのままきちんとクリーニングする、というような意図で言っていた気が
      、、、
      機会があれば、ぜひクラスや講演会などで、直接講師に質問してみてくださいね。

      ありがとうございます。
      POI
      アイリーン

      返信
  6. Tomoco

    こんにちわ!ホ、オポノポノジャーニー購入しました!ハワイに一緒に旅したみたいで楽しくなりました!オポノポノを知ったのは1ヶ月前くらいからで、他にも6冊読みました!小さな頃から祖母や母に聞いてきた「実相完全円満」と同じだ!と、安心して私の中に入ってきた気がします。一つ「あれ?」と思ったのは、博士は「クリーニングに感情を込める必要はない。」といっていたので、私も「今のクリーニングは嘘っぽかったかな、心こもってたかな」などと余計なことを考えなくて全託できるから安心していたのですが、『ウニヒピリ』の中でKRさんは「ただ言うだけじゃダメ。心から許してくださいと謝らないといけない。いつもウニヒピリに相談してから〜」と、いっているので不安になりました。
    お返事頂けたら嬉しいです‼︎
    サイン会が20日にあったこと今日知りました!行きたかったです〜。

    返信
  7. kiyQ

    先日、神戸でビジネスクラスを受講しました。
    その時、グッズコーナーにいらっしゃいましたか?
    とてもステキな笑顔で
    おはようございますとお声をかけてもらいました❤︎ありがとうございました。
    このブログを見て、
    卑下することなく、作ったものをすすめる職人さんの姿勢に感動されているアイリーンさんに嬉しくなりました。共感しました。
    私もそうなりたいです。

    返信
  8. lei

    はじめまして。

    新刊を拝読させて頂きました。

    たくさんの気付きを頂きました。

    ちょうどパートナーとお別れしたタイミングだったので、読み終わってから、「よーし!クリーニングして、今度は自分にピッタリな相手を見つけるぞ」と思っていましたが

    なんとなくすぐに再読したところ、ジーンさんのページに

    「自分にとってふさわしい人といれば幸せになるはずだ、というのはほとんどの人が持っている期待だと思うの」

    という箇所に、ハッとしました。

    ジーンさんも仰るように、それがいいとか悪いではありませんが、「あぁ、やっぱりまだ外側に求めてるんだなぁ」と気付きかせて頂きました。

    わたしは何に対しても期待しているのです。

    そしてその期待とは、「わたし以外のものが変わってくれたらいいのに」という傲慢なものでした(笑)

    いつでも、わたしの中、わたしの平和、ということを忘れないように…

    いえ、また忘れたらすぐに戻ってこれるように、愛を選択し続けたいと改めて決意しました。

    ありがとうございました。

    これからのご活躍も楽しみにしています^ ^

    わたしも今いるこの場所で、平和の花を咲かせることを楽しみにしています^ ^

    いつかお会い出来る日も楽しみに。。。

    楽しみがいっぱいですね(笑)

    クリーニングします。

    ありがとうございます。

    返信
    1. 平良アイリーン( Irene Taira ) 投稿作成者

      leiさん

      素晴らしい洞察とシェア、ありがとうございます!わたしも結婚相手のいろいろに一つ一つコメントを持つ毎日です。(クリーニング忘れちゃう!)
      相手を通して、自分と出会っているんですよね。

      ありがとうございます。
      POI
      アイリーン

      返信
  9. はとり

    質問なんですが、私はどうも、「ウニヒピリに相談する」というのがよく分かりません。
    霊能者じゃないから、姿が見えるわけじゃないし、第三者のように声が聞こえるわけでもないので、いまいちピンとこないのです。
    どういう感じなのでしょうか?
    自分自身に相談する、ということでしょうか。
    自分自身の本音を確かめる、みたいなことでしょうか?
    それともアイリーンさんには第三者のような声が聞こえているとかですか?
    例えば、「あれが欲しいな」と思ったとして、「ほんとに欲しい?どうする?」と自分に問いかけるみたいな感じでしょうか。そして、愛してると唱えてみたら、「やっぱりいいか」、と思ったりして、買うのをやめたりとか。それだと「やっぱりいいか」の方が本音で、ウニヒピリの声、ということでしょうか?
    そのあたりがイマイチ分からないので、良ければ教えてください。

    返信
    1. 平良アイリーン( Irene Taira ) 投稿作成者

      はとりさん

      クリーニングの方法については、認定の講師に直接質問されることをおすすめします。
      記憶に左右されないクリアな答えを求めることができるからです。

      ただ、今回の質問、わたしだったらどうしているかな?と思ったことをシェアさせていただくと、
      あれば欲しいなと思ったとき、

      ウニヒピリに答えを求めるのではなく、

      欲しいと体験させてくれたウニヒピリの声に向けて、クリーニングをする。

      そうすると思います。

      そして、その結果、買うか買わないか自分で決めます。買った後も、クリーニングします。

      ありがとうございます。
      POI
      アイリーン

      返信

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