パジャマのたましい

義理の両親はたまにわたしに贈り物をくれる。たいへんありがたいことで、感謝をしているのだけれど、慣れない結婚生活のストレスと一緒になって、いつしかなんだかいやになったりもしていた。

自分の父母からの愛だけでいい。彼らからのギフトしかほしくない。いつしかそんなかたくなでどうしようもない気持ちを抱えるようになっていた。

あ るとき、義母が実の娘と買い物に行った際にアイリーンにも、と買ってきてくれたダウンジャケットになんだか苦い気持ちを持った。こんなものほしくないし、 こんなことをされるとさらにこちらが気を使わなきゃいけない。面倒臭い。こういう堅い感じが本当に私は嫌で窮屈なんだ。

家にジャケットを持ち帰り、そんな理不尽な怒りが恥ずかしくて苦しくて、みじめな自分から逃げ出したくなり、完全にふさぎ込みかけたその瞬間、ふとこころの奥底からピンク色のイメージが湧いてきた。

これはなんなんだろうと不思議に思い我に返り、ただ今ある気持ちをクリーニングしてみた。
嫌な気持ち。悲しい気持ち。比較。羨ましさ。妬む気持ち。疲れとか。理不尽で理由にならないあれこれをひとつひとつ。ウニヒピリにこんなきもちがあったんだね。
苦しいね。と話しかけていった。

するとそのピンクのイメージがなんなのか、その素材や形を伴って思い出されていった。
それは、わたしが本当に小さなころに弟とお揃いで母が買って来てくれたシルクのパジャマセットだった。わたしがベビーピンクで弟のはベビーブルー。ツルツルで袖を通すとひやっとするところまで袖の淵の丸く立体的に縫われたところまで全部が思い出された。

それは単なる郷愁ではなく、ただただ愛しまれて、これを着たらきっとかわいいだろうな、気持ちよく寝られるだろうな、と美しい気持ちで願われたことのかたまりだった。

そのことを思い出すために、そんなわたしのもともとの源を思い出すために、義母からいただいたジャケットにいまはなき記憶の彼方に忘れ去られていたピンクのパジャマのたましいがとつぜんにやってきてくれたんだと思った。
「これは愛だよ!」
と、伝えにきてくれた。

ウニヒピリってやっぱりすごい。「わたしはわたし」、「ほんとうの自分」を取り戻すためにあの手この手で、そのチャンスを見せてくれる。

そのジャケットは白のとても軽いダウンジャケットなんだけれど、今では台湾の冬場に欠かせないわたしのおともです。
こころからありがたく、あたたかく着ています。

常識とか罪悪感からの感謝ではなく、クリーニングしてインスピレーションがわたしの中にもともとあった感謝を自然と戻してくれたとき、その体験やそれを通して出会う人、ものたちすべてがわたし自身への最高のギフトになってる。

ありがとうございます。

POI
Irene

IMG_5045

パジャマのたましい」への8件のフィードバック

  1. Little T.

    aww… ハートがほっこりまぁるくなりました。タイムリーに、Ireneさんの言葉たちに出逢えて幸せです。ありがとうございます。POI ♡

    返信
  2. とも

    父や母、色んな人の愛情のこもった素敵な思い出って、案外忘れてしまうものですね。思い出した時の胸を締め付けられるような幸せと寂しさの混じった気持ち、これは何なのでしょう。
    そして、義母や義父の愛情ってどうしてこんなに窮屈に、嫌味に感じたりものすごい怒りまで感じてしまうのでしょう…私もストレスに感じ、幼いまま実の両親の側にいたいと思うことがあります。
    アイリーンさんの包み隠さない素直さ、素敵です。
    Poi

    返信
    1. 平良アイリーン( Irene Taira ) 投稿作成者

      ともさん
      あたたかいコメントありがとうございます。
      体験するこの切なさはまるで自分たちの家族からうみだされているきがしますが、これでさえ、大きな歴史の断片を見ているのだとホ・オポノポノでは学びますよね。だから、この思いを今回で会う人々を通してクリーニングにしてより自由にみなが向かっているのだとしたら、それはほんとうに明るくて軽くて、いいものです。
      今年もクリーニングえいえいお!
      POI
      Irene

      返信
  3. ISHU

    お久しぶりです。(名前変えます。上の「とも」さんとかぶってしまうので、ISHUとします。以前コメントしていた者のほうです。)

    前回コメントさせていただいてから、母と衝突し、2ヶ月連絡を絶ちました。
    (すごい大変でした。クリーニングたくさんしました。)
    昨日、突然母から、たくさんいろいろなものが届いて、「要らないんだけど。。」と思い、捨てるべく押し入れにとりあえず入れときました。
    すると、そのあと、今度は大きなシクラメンの花が届きました。愛をいっぱい感じました。
    はがきを書き、お礼に新酒を贈りました。

    私は子供がいないので、余計に親の気持ちがわからないのかもしれないけれど、特に母親との記憶の量がすさまじくて、その都度、クリーニングしています。
    母からの手紙では、「あなたから(過去)いろいろなものをいただいて、感謝しています。」と書かれてました。
    押しつけがましいところが嫌だったのですが、今回の手紙にはそういう部分はなくなっていました。
    (クリーニング効果かな!?)

    また、姑とも、いろいろあって2年ほど音信不通にしていたことがあります。
    そのときも、「(くれるものは)もういらない」という気持ちが強く、いただいた手編みのセーターとか、すべて処分してしまいました。
    今は、時々野菜とか手作りの食べ物(消えもの)だけ送ってきてくれるので、ありがたいです^^
    (それすら、要らないと思うことあるのですが、夫もいるので仕方なく受け取ってます^^)

    気づいたのは、私の方が、(双方の)親に依存していた・・ということです。それから、いい娘、いい嫁を演じてましたが、やめることにしました^^ これからもクリーニングですね。

    アイリーンさんの気づきを読んでいても思いますが、クリーニングのツールがあるって、ありがたいですね。それがないと、結局堂々巡りですものね^^

    ありがとうございます。

    返信
    1. 平良アイリーン( Irene Taira ) 投稿作成者

      ISHUさん
      正直なコメントをありがとうございます。このいらだちはまるで、ここで起きているかのようですが、
      ホ・オポノポノでは、壮大な歴史の中で生まれた一片の記憶だと学びますよね。
      義理の家族が与えてくれたもののようであっても、その物でさえ、何か自分と記憶でもともと結びついていたものであるかもしれない。だから、なにがいやなのか、嫌いなのか、その体験をどんどんクリーニングして、今年はもっとハートを開いていきたいな、とわたしは思っています。
      無理矢理ではなく、クリーニングを通して、自分の一部であるウニヒピリに正直になっていくところから始めます。

      ありがとうございます。
      POI
      アイリーン

      返信
  4. Ayumi

    アイリーンさん

    2014年も明日で終わりですね。
    タイトル違いですが、感謝の気持ちをお伝えしたく、こちらにて書き込みをさせて頂きます。
    2014年はアイリーンさんのおかげでより一層深い気づきができました。
    そして最近、私もアイリーンさんと全く同じ状況で、義理のお母さんから私の好みではないジャケットを頂きました(笑
    クリーニングの結果はアイリーンさんとは異なるものでしたが私なりの結果に落ち着きました。
    やはり日々クリーニングですね!
    ホ・オポノポノに出会って1年半、ホ・オポノポノ自体に期待をしていること、そして自分の期待している結果になるようにクリーニングをしていることに改めて気づきました。
    クリーニングの結果はどこにつながるかはわからない。このことが美しい事だとちょっとずつ理解できるようになりました。
    まとまりのない内容となりましたが、この気づきのキッカケをくれたのがアイリーンさんでした。
    ありがとうございます!
    2015年もアイリーンさんにとって良い年になりますように。

    POI
    Ayumi

    返信
    1. 平良アイリーン( Irene Taira ) 投稿作成者

      AYUMIさん、
      2015年はじまりましたね!クリーニングを通して、さらにじゃんじゃんAYUMIさんの美しさをおしみなく生きて行ってくださいね。そしてそれをまた目撃する機会をとても楽しみにしています。淡々としているようで、ほんとうに深く誠実にご自分と関わろうとするAYUMIさんの姿は何かを動かす力があると思います。健康で良い一年にしましょう。

      ありがとうございます。
      POI
      Irene

      返信

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